布季で扱っている着物や帯は
ごくごく普通のご家庭の箪笥で眠っていた品々です。
「祖母が着ていた」
「お嫁入りのとき母が持たせてくれた」
思い入れはあるけれど
「着物に興味がなくて」
「サイズが合わなくて」
「子供も要らないと言うし」
「持ち主がこの世を去ってしまい・・・」
様々な理由により誰も袖を通す事もなく
かといって、ただ捨ててしまうのは忍びない物たちです。
まずは、そのまま着用してくれる人へ届けたい。
見つからなかったら
着物以外のものに生まれ変わらせる事が得意な人の手へ届けたい。
そんな思いを持っています。
今から少し昔の話・・・
「織物」はハギレになるまで大切に使われていたそうです。
その知恵を再現することは手間ではあるけれど
そこに興味・魅力を感じる方と
体験を分け合えたら嬉しいです。
新着情報はこちらに載せています。
古い着物の記憶は、祖母が和裁士だったので縫い糸が入った箱で遊んでいたこと…着物が身近になったのは娘の七五三をきっかけに着付けを習ってからです。着物は着ないと着られなくなると思い、2012年8月から友人と一緒に月に一回着物を着て出かけています。
着物が出来上がるまでの時間と技術に惹かれています。一方で、着る人がなく捨てられていく着物が少なくない事を知り胸が痛んでいました。
そこで、生活を変えてくれた着物への恩返しに、一枚でも多くの着物を助けられたらと「織物のリサイクル 布季」を始めることにしました。
今までは「着る」事に夢中でしたが、これからは「解く・洗う・縫う」ことも始めていきたと考えているところです。
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